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「言語学オリンピック」とは?

言語学オリンピックは科学オリンピック (数学オリンピックなどが有名) の一つで、言語を題材にしたパズルのような問題が出題されます。 分析力や論理的思考力など多様な能力が要求されますが、ほかの科学オリとは異なり問題を解くためには言語学の知識を必要とはしません (もちろん知識があるに越したことはありません)。 解答するために必要な要素はすべて問題文の中にあるのが特徴です。

より詳細な情報については日本言語学オリンピック公式サイトの 言語学オリンピックとは? を参照してください。 またお試し問題を解くと、だいたいの雰囲気がつかめるかと思います。

大会の種類

様々な国・地域で言語学オリンピックが開催されていますが、いずれも国際言語学オリンピック (ILO) の予選を兼ねています。

日本言語学オリンピック (JOL) はアジア太平洋言語学オリンピック (APLO) の予選大会となっており、選抜枠の成績上位者がAPLOに進むことができます。 選抜枠は出場に「次のIOL個人戦の時点で20歳未満かつ大学教育を受けていないこと」という条件がありますが、選抜枠とは別に参加資格不問で代表選抜対象外のオープン枠もあります。 JOL2020までは対面での開催でしたが、JOL2021はオンラインでの開催となっています。 APLOやILOとは異なり解答のみが採点対象となり、解答に至る過程などを記述する必要はありません。

アジア太平洋言語学オリンピック (APLO) はILOの2次予選となっていて、日本国内からILOに出場する場合はAPLOで成績上位者になる必要があります。 競技時間が5時間と非常に長く、問題の難易度もJOLに比べ格段に上がっています。 またJOLとは異なり、解答に至る過程を図や表で説明しなければなりません。 なお問題文は競技者の母語に翻訳されたものを選べるので、英語を読む必要はありません (解答も日本語で構いません)。

JOL, APLOを勝ち抜くと国際言語学オリンピック (ILO) に出場できます。 ILO個人戦は制限時間が6時間とAPLOよりも長く、問題が極めて難しいです。 また団体戦もあり、こちらは制限時間内に1問の問題を4人1組のチームで解く形式となっています。

各大会については、日本言語学オリンピック公式サイトの 言語学オリンピックとは?・ Wikipedia (日本言語学オリンピックアジア太平洋言語学オリンピック国際言語学オリンピック) の説明も参照してください。

JOL: 日本言語学オリンピック

日本大会の問題

大会大問
JOL20194イヌクティトゥット語
JOL20221タグバヌワ文字
JOL20222タワラ語

APLO: アジア太平洋言語学オリンピック

アジア太平洋大会の問題

大会大問
APLO20221パナラ語

UKLO: イギリス言語学オリンピック

イギリス大会の問題

大会ラウンド大問
UKLO202111オガム文字
UKLO202112カビル語
UKLO202113ワアマ語